ハローワークの窓口へ

ハローワークの窓口に、雇用保険の手続きに同行した。50代の男性。中国残留孤児の方で、中国籍から日本国籍に既に帰化されているが、日本語の発音が独特で、聞き取れない場合がある。雇用保険の申請に慎重な手続きが必要なため同行した(と言っても私は中国語はできません)。本人曰く、「10年以上勤めていた会社をリストラされた」。しかし、会社からの離職票は「自己都合での退社」。

朝一番でハローワークに到着したが、8月に来た時同様、大変混んでいた。まだまだ、雇用情勢は厳しいと実感する。受付後、3階の外国人窓口に案内された。ここは、比較的すいていて、程なく、面談が始まった。

昨日、郵送で届いたばかりの離職票を提出して、会社は「自己都合の退社」としているが、実際は、「社長から辞めろと言われ解雇された」と意義を申し立てた。(←私は、この異議申立を説明する事を、この男性から頼まれ、ハローワークに同行した。)ハローワーク職員からの聞き取り調査が始まった。なかなかうまく聞き取れない・・・。彼の日本語はほぼ完璧だが、発音が聞き慣れないので、結局、意思疎通がうまくいかず、悔しい思いを何度もしたようだ。特に、役所等の手続きには不安があるようだ。

実は前もって、浜松市労政課の「労働相談」を受け、社会保険労務士から、解雇までの経緯を時系列で書き留めた書類を用意することと、医者の診断書を用意する等のアドバイスを得ていた。

彼の話を聞くにつれ、経済不況や経営者の交代等もあるが、有給や賃金等、明らかに差別を受けてきたと聞き取れる。労働基準監督署にも相談をしたようだ。今、その会社では、正社員から派遣社員への置き換えがかなり進んでいるとの事。

彼は、先月末に失職してから今日まで、既に2回ハローワークに来て職を探しているが、見つかっていない。今後の生活にかなり不安を抱えている。彼の場合、「自己都合退社」だと、雇用保険の受給開始は3ヶ月後で、支給期間は120日。「会社都合」だと、受給は手続き後速やかに行われ、支給期間も270日となる。

ハローワークの担当者曰く、この外国人窓口では、「自己都合退社」VS「会社からの解雇」の案件が多いとの事。

ハローワークを後にしたのは既にお昼過ぎ。丁寧に対応していただいた担当者に御礼申し上げます。この担当者も、民間企業からハローワークに来て、まもなく定年だそうです。

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